BNR32オールペイント(全塗装)
塗装劣化がみられるようになったため、酷くなる前に補修、再塗装をご依頼されました。
ドアミラーから、ドアハンドル、ラジエターグリルやテールランプカバーまで、外装品のは全て塗装いたします。
R32は、ガラス接着面が錆びやすく、酷くなるとガラスが取り付けられなくなるほど、大穴があきます。ですので、長く乗られる方には、ガラスの脱着は必須となりますが、ガラスモール類の部品が欠品していないことが条件の一つです。
塗装劣化は、外装面の20%程です。
この程度のうちに再塗装してあげられると修理ダメージがほぼないでしょう。
今回は、全てのガラスモール類の部品が揃いましたので、一つクリアといったところです。
リヤワイパーの固定ナットは、錆による固着で外れない場合にもガラスは外せません。
確か、NISMOかV-Specはリヤワイパーがなかった気が…
写真を撮り忘れましたが、この他にトランクは上面とトランクスポイラー、塗装劣化が進んでおりました。
リヤフェンダーマッドガード(泥除け)位置は、腐食ポイントです。
水が抜けづらいと言われていますが、水の侵入経路は、ホイールハウスの錆穴です。
マッドガードの内側のホイールハウスは、泥砂の溜まりやすいというか、泥砂の溜まる形状をしています。
泥砂によってホイールハウスから錆、穴が開き、リヤフェンダ内に水が入り、内側から錆びてくる。
厄介なのが、内側からの錆なので、完全に取り切れないということです。できる限り、錆を取り除きますが、取り切れない赤錆は、錆ストップの薬品で浸食スピードを遅くさせることが現実的な対処方法です。
ウインドガラスの接着面も錆やすいポイントになります。
水が入りやすくて抜けずらいのでしょうね。
多少の錆がありましたが、表面上でしたので、錆を除去しました。
ホイールハウス内の防振防錆の再塗装。
せっかくなので、やっておきましょう!
いよいよ塗装
作業工程のうち、一番テンションが上がり気合入りますね!
塗装肌、浮遊物の付着、色ムラなど全身センサーでピリピリしてきます。
いいお仕事をさせていただきました!
大事にされている愛車を手掛けさせていただけるのが嬉しいですね!
部品を取り外した際の壊れてしまうクリップや劣化したプラスチックなど記載しきれていないこともあります。また、内部のさびなど、、、
見落とすことなく部品交換や修正していくことによって見えない箇所もリフレッシュできています。
千葉という土地柄、海が近く潮風により錆びやすい傾向があります。
雪国では、凍結防止の塩化剤による塩害もありますね。
そういった地域にお住まいであれば、長くいい状態で保つためにお客様の使用環境も考えた修理とボディメカニックとしての車両のメンテナンス方法のアドバイスも必要になります。
全塗装をお考えの方は、お気軽にご相談ください。
この道35年の私が担当させていただきます。